メキシコからこんにちは
薫です。
今日は「新しい現実」2日目ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
ヌエボレオン州保健省の記者会見では、まるでウイルスがなくなったかのように家族連れで外出している人の姿が見受けられるとのことです。
仕事には必要なのでいく必要があるけれども、必要不可欠な外出は継続して避けるように呼びかけています。
これから先の2〜4週間で判断指数がどのように動くかで次の経済再開ステージに移れるかが決定されるようです。うまくいけば良いですが、下手すると医療崩壊になりかねない状況にもなることを強調していました。
6月2日までの新型コロナウイルス状況
6月2日までの累計陽性者は、97,326人です。24時間以内の新たな新型コロナウイルス陽性者は3,821人、死者は470人となりました。
メキシコ州別患者数累計推移グラフ
現在の陽性患者数(累計者から回復者を引いたもの)
メキシコ国内累計死者数マップ
患者数の多い地域リスト(人数)
1.- イスタパラパ (メキシコシティ):727
2.- グスタボ A. マデロ (メキシコシティ):569
3.- セントロ地区(タバスコ州): 504
4.- プエブラ市(プエブラ州):460
5.-メヒカリ市(バハ・カリフォルニア州): 444
累計患者数の多い地域(人数)
1.- イスタパラパ (メキシコシティ): 5,008
2.- グスタボ A. マデロ (メキシコシティ):3,337
3.- メヒカリ市(バハ・カリフォルニア州):2,568
4.- セントロ地区(タバスコ州): 2,467
5.- ティファナ市(バハ・カリフォルニア州): 2,125
死亡者が多い地域(人数)
1.- ティファナ市(バハ・カリフォルニア州): 540
2.- イスタパラパ (メキシコシティ): 531
3.-グスタボ A. マデロ (メキシコシティ):435
4.-クリアカン(シナロア州):301
5.-セントロ地区(タバスコ州): 291
ヌエボレオン州の状況
前日比 新規感染者+98人、死亡者+5人、回復者+30人(累計感染者数の57%)となっています。
NL州記者会見
今日のNL州の保健当局記者会見の内容です。
連邦政府が発表している公式感染者数は1633人で国内第20位となっていますが、州が独自に私立機関での検査結果も含めてまとめた統計によりますと、感染者は2,996人で全国8位に位置しています。
○入院患者は現在のところ合計254人です。(内訳:感染確定者:175人、検査結果待ち:79人)
自宅療養者の比率が80%、入院者が20%と、病床専有率が上がってきてます。
感染者 | 入院患者 | |||
感染者 | 死亡者 | 確定者 | 検査結果待ち | |
0〜10歳 | 64 | 0 | 0 | 1 |
11〜18歳 | 81 | 0 | 1 | 0 |
19〜24歳 | 283 | 1 | 5 | 1 |
25〜44歳 | 1347 | 8 | 39 | 17 |
45〜59歳 |
797 | 47 | 49 | 33 |
60歳以上 |
424 | 65 | 81 | 27 |
○感染者の男女比は、変わりなく男性が56%、女性が44%です。
■24時間以内の死亡者の詳細
24時間以内に5人がお亡くなりになりました。
1. 53歳 女性 高血圧、糖尿病、肥満
2. 56歳 女性 糖尿病、喫煙
3. 54歳 女性 健康で基礎疾患なし
4. 61歳 男性 肥満
5. 32歳 男性 肥満、喫煙
■ヌエボレオン州・市町村別死者数
死亡者の男女比(円グラフの紫が男性、黄色が女性)と死亡者の居住場所別となっています。
TV局がまた右下の数字を隠したままにしてしまっていたので、こちらに書きますが、死亡者の多い都市順位は、多い順からモンテレイ、グアダルーペ、アポダカ、フアレス、サン・ニコラス、エスコベド、それから先は画面で観れる通りです。
■ヌエボレオン州の死亡率国内最小
5月29日でのデーターによると、ヌエボレオン州の死亡率は、国内最小ということがわかっています。
100万人あたりの死亡者数をまとめたデーターによりますと、ヌエボレオン州は、100万人にあたりの死亡者は15人と最悪レベルのメキシコシティの236人と比べると相当低く、国内最小レベルとなっています。
次の表は、左から州名、人口、確定感染者数、死亡者数、100万人あたりの死亡者数です。
しかしながら、ヌエボレオン州は高血圧、糖尿病、肥満の率が高いので、安心できる状況ではないとしています。
また、保健省の記者会見でも、免疫系、心疾患、呼吸器系疾患のある人たちで、咳や熱がある人、または呼吸が1分間に20回以上必要な場合には、積極的にPCR検査を受けるように呼びかけています。
今のところ、ヌエボレオン州で死亡ケースの多くは、呼吸ができなくなってから病院へ行っており、行くのが遅すぎたため、治療の甲斐なくお亡くなりになっているとのことです。
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