メキシコからこんにちは。
薫です。
さて、メキシコは汚職がまかり通るという残念な現実があります。(どこの国でもあるかと思いますが、大々的に行われるという意味です)
私たちの生活圏内の身近なところでは、交通警察、移民局事務局員などで、残念ながら多くのメキシコ人も袖の下を払うのが当たり前のように思っています。
しかし、メキシコでは数年に一度重大な横領がニュースで取り上げられます。直近では、教育省のトップが横領していた事件がありました。
先日からニュースで大きく取り上げられているのは、前大統領時代の2012年から2015年にメキシコ社会開発省とメキシコ農業土地開発省の大臣に就いていた女性政治家(ロサリオ・ロブレス)が50億7000万ペソ(日本円にすると、約270億円)を横領した罪で8月12日に起訴されました。これほどの額を国庫から横領したとのことです。
いやー、大胆不敵。
ここまでくると呆れて何も言えない状態ですね。国民が汗水垂らして納めた税金を、ヒョイっと持っていかれちゃうんですもんね。
こういう事件を目の当たりにすると、メキシコ人の労働意欲がやたらと低いことや、その日暮らしでいいや。って思ってしまうことがなんとなくわかってしまう気がします。
と、ここまでは8月13日に書いていたのですが、14日になり同じ政治家が8億ペソ(日本円で約43億円)の追加横領で再起訴されました。
いやー、なんというか、なんというか。ここまでくると、ノーコメントですね。
どうしたら、ここまで図太い神経で国のお金をガンガン盗むことができるようになるのでしょうか?政治家はサイコパスが多いとどこかで読みましたが、多分そういう感覚なんでしょうね。
普通の神経の人間が実行できる行動とはちょっと思えません。。。
メキシコで長年生活していると余計に、国の制度に期待することなく自分の身は自分で守らなくては。という危機感が生まれます。
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