嘘のような本当のお話

メキシコからこんにちは。
薫です。

不思議な話ですが、まず写真の二つのナッツは、メキシコでは、クルミがnuez(ヌエス)、カシューナッツはnuez de la india(ヌエス・デ・ラ・インディア)と言います。

両方ともnuezとつくことを覚えておいて下さい。

ある交差点でのお話です。
信号待ちの間に、お腹が空いたので、カシューナッツを販売していた女性がいたので購入しました。

袋に入っていたので開けて食べようとしたら、なんとクルミでした。

「すいません、これ、カシューナッツじゃないですが。」

「カシューナッツじゃないけれども、nuez de la indiaには変わりないわ。だって、原住民(india)の(de la)私が販売しているクルミ(nuez)だから、nuez de la indiaでしょう？」

返す言葉もなく、信号も変わったので、そのままその場を立ち去りましたが、こんなことでもしないとお金を稼げない貧困層がこの国にはいるんですよね。

モンテレイの現政権も市の財務結果が説明つかないほど浪費してしまったようですし、政治家は私腹を肥やすのに必死です。

まぁ、路上販売の方が、労働者階級より短期的にはお金が儲かるっていう悲しい事実もありますが、こんなに資源が豊富な国のこの現状は悲しいですね。

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