メキシコからこんにちは。
薫です。
みなさん、どんな休日をお過ごしですか?
私は、少し悲しいことがありました。
モンテレイに到着して以来、お姉さんのように慕っていた人のお父様がお亡くなりになり、仕事をやめて故郷へ帰ることにしたそうです。
昨日は、お別れ会に行ってきました。とても美人さんで、きっちりしてて、メキシコを理解できなかったわたしに、辛抱強く長年に渡っていろいろ教えてくれました。
日本との違い、特に、エンジニアとして仕事をさせていただいていた頃に、同僚に指の骨をおられたとき、「細いお前が悪いんだ。」と言われて泣き寝入りしてた時、その指で治具の製図が引けなかった時も「エンジニアとしてやっていきたいのなら痛みをこらえて書け。」と上司に引けるまで帰宅を許されなかったこともありました。
まぁ、結局は、現場で不具合が起こったら、現場状況を一番に確認する。という私の主張がメキシコ人上司にはわかってもらえず(上司の意見は、不具合が起きたらまず会議室で、想像を元に対策を練る、会議は最低でも4時間は続けて行う。)、上司命令も無視していたため、事実上エンジニアは首になったのですが。。。まぁ、そのおかげで、今の道に進めたので、この経験にも感謝ですが、そんな思いもしましたね。
日本人に相談しても、「女のあなたがエンジニアという男の世界でやって行こうっていうのが間違っているのよ。女としての仕事は教師とか、結婚して家庭にはいることなの。」と言われたり。。。。でも、小さい頃から、「自分のしたいことをしなさい」と、育てられた私は、わかってもらえる人がおらず、かなり、悶々とした日々を送っていました。
その間、彼女がずっと、「メキシコでは、強くならないといけていけないわよ、そして、本当に信用できる人で身の回りを固めるのよ。」と一緒に泣いてくれたり、励ましてくれて、支えてくれたおかげで今の私がいます。
おかげで、主張というものが一切できない、典型的な日本人だったのが、言うことは言えるようになりました。
モンテレイに到着した日から11年間支えてくれた彼女との最後には、やっぱりいつも通り「強くなったけれども、これからも強くあり続けるのよ。」
今度はいつ会えるかわからないけれども、彼女の無償のサポートと友情には本当に感謝です。
ちょっと書くつもりが、すごく長くなっちゃったので今日はこれまでにしておきます。(^^;;
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