メキシコからこんにちは。
薫です。
気分はそろそろクリスマスモードに突入です。
12月1日で現大統領フェリペ・カルデロンの任務が終了し、エンリケ・ペニャ・ニエトが就任します。
大統領として、真っ向から犯罪組織の撲滅に尽力し、約6万人とも言われる犯罪組織関係の死者を出しながらも、最後まで方針を貫いたことは本当に尊敬に値します。
メキシコ経済も大きく成長しましたし何よりも民主化を推進しました。
それゆえ、敵をたくさん作ったわけで、退任後メキシコにいては、きっと命を狙われるでしょう。と、誰もが思っていると思います。
そんな中、自身が大学院を終えた大学でもあるハーバード大学で2013年から教員として働くことになったそうです。
ずっと退任したらメキシコの一市民として国の発展に貢献する。と宣言していましたが、やはり、不可能ですよね。ご自身とご家族の安全のためにもこれで良かったんだと思います。
どんな授業をするのか気になりますね。
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コメント
どうしても気になったのでコメントをさせてください。
私は政治的にどこも支持していませんが、6万人の犠牲者の中には関係のない人が多く含まれています。そのため、犠牲者の家族と支援団体がカルデロン前大統領を人道に対する罪で国際刑事裁判所へ訴えようと準備しています。
彼が米国に行くのは、米国は国際刑事裁判所の加盟国でないため起訴されても引き渡しされないからです。不起訴になれば戻る可能性はあるでしょう。
目的は素晴らしい事と思います。しかし実施方法が問題だったのでしょう。関係のない犠牲者のこと、結果を考えると素晴らしい大統領と手放しで喜べないきがしています。
余計なコメントかと思いましたが、あまり国際刑事裁判所のこと知られていないようなのでなんとなく書いてしまいました。
Rain さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
訴えを起こす方がいてもおかしくはないと思います。
6万人の犠牲者とはいえ、本当に犯罪組織と繋がりがない犠牲者はごくわずかですが、行方不明者はまだいるわけですから。家族からすれば、訴える先は大統領になってしまうのでしょうか。それでも、軍隊上がりの凄腕に対抗できるのはやはり軍だったのではないかと思います。
歴代大統領が避けてきたテーマに真っ向から立ち向かったのは、賞賛に値します。